会社を辞めて、成功するまでがむしゃらに働けと説く本ではありません。ひとりでプロダクトを作るとき実際に何が起きるのかを、いまもその途中にいる本人が書いた本です。
Marcel Bergerは10年以上、独立して働いてきました。かつては従業員21人、売上が数百万規模の会社を経営していましたが、その会社はもうありません。その後、再びひとりで働く道を選びました。
再出発は、当時の本業を終えた後の夜3時間からでした。その時間でアプリやSaaSを作り、1年以内に完全に独立することを目標にしていました。
Solopreneurは、その道のりを包み隠さず記録した本です。自由と孤独。チームの代わりになる自動化と、LinkedInには誰も書かない深夜3時のデバッグ。どの開発者も一度は打ちのめされるマーケティングの壁。自分を支えも壊しもする内面との向き合い方。そして、インフラ障害によって有料ユーザーを1週間ですべて失った出来事と、そこから学んだ信頼についても書いています。
この本で扱うこと
- 混沌よりも日々の習慣のほうが、ずっと多くの自由を生む理由
- ひとりで何人分もの仕事をこなすための仕組み、自動化、技術スタック
- コードの陰に隠れたくなる人が、プロダクトを売り込むには
- インポスター症候群、自己不信、消えることのない不安との付き合い方
- 会社の付き合いとは違う、意味のある人間関係の築き方
- 立ち止まる技術:休むことは弱さではなく戦略である理由
- 責任を手放さずに、AIを力の増幅装置として使う方法
この本に書いていないこと
3ステップの成功法則も、不労所得の夢も、ビーチでノートPCを開く写真も、生存者バイアスもありません。実際にプロダクトを作っている開発者が、うまくいかなかった部分も含めて、実際に学んだことを書いています。
成功を手にした後の安全な場所からではなく、道のりの途中で書いた本です。きれいに編集したハイライトではなく、いま進行中の姿をそのまま届けます。
開発者、ひとりで事業を営む人、個人開発者、そして会議中に「これなら自分で作れるのに」と思ったことのあるすべての人へ。